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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_コロンビア [ダイジェスト特別版]

9 :グループC
コロンビア  総合評価:A+(絶賛できる=未来への収穫_大) 最終結果 → ベスト8(4勝0分け1敗/12得点・4失点)
評者:カルロス・バルデラマ(元コロンビア代表/現TV解説者)

【我が国の代表チームは 良い方向に向かっている】

 我々国民が期待していた以上の活躍を、選手達は見せてくれた。我が国初の8強入りを果たしたから言っているんじゃない。優れた個と組織がコロンビアにはある。ソノことを世界に向けて示せたところに大きな価値があるんだ。
 私は今大会、解説者として各会場を回ったが、行く先々でいろんな國のジャーナリストから称賛の言葉を貰った。OBとして凄く誇らしかった。あれだけ多くの人が、ほぼ例外なく褒めてくれるんだ。きっと、結果以上の何か、人間の五感に訴えるなにかを、コロンビアの選手達は見せてくれたんだろう。感動や驚きといったね。
 ベストゲームはラウンド・オブ16のウルグアイ戦。90分を通して見せた安定感は、準々決勝のブラジル戦の敗戦の悔しさが霞む程に見事だった。そのブラジル戦に関しては、もしクアドラードやグアリンが本来の力を発揮できていれば、結果はまた違うモノになっていたはずだ。ゴール後の楽しげなダンスパフォーマンスからも分かる通り、ペケルマン監督率いる代表チームは、明るい雰囲気に包まれ、非常に団結力が強い。それがピッチ上の好成績に繋がったのだと、私は確信している。
 そしてハメス(ロドリゲス)、あれは正真正銘の天才だよ。魔法の杖のような彼の左足が、我々を夢の世界へと誘ってくれた。今後が楽しみな選手だ。ハメスの他にもキンテーロというテクニシャンが居て、クアドラードももう少しプレーの精度を高めれば、ワールドクラスになりうる人材だ。我が国の代表チームは良い方向に向かっている。コロンビア・サッカー界の未来は明るい。自信を持ってそう言えるのが、私は嬉しい。




《ワールドサッカーダイジェスト:2014.8.7号_No.416_記事》
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