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サッカーと言うスポーツ [世界のサッカー事情]

【付録_1:イタリアを映し出す鏡】
1998年6月11日・・・
この日のイタリアは、6月初旬だというのに真夏のような猛暑だった。人々はバールに集まり、広場や劇場に設置された大画面の前に陣取って試合に見入っていた。国会も地方議会も議事は中断、政治家達は1時間半だけ口論と中傷を止めて同じ旗の下に集い、イタリアの勝利を祈っていた。

(ワールドカップ・フランス大会におけるアズーリの緒戦チリ戦での出来事・・・週刊サッカーダイジェスト(World Soccer Digest)ロベルト・バッジョ 引退特集号より)

【日本の政治家や国民達のサッカー普及率】
自分が聞いた話です。
1990年イタリア・ワールドカップで彗星のごとく現れ、救世主となった「サルバトーレ・スキラッチ」が1994年、日本のJリーグ「ジュビロ磐田に入団」した。その年に各国首脳会議が行なわれた。その席で、イタリアの首相から日本の首相に「イタリア自国のスキラッチが日本の磐田に移籍したが、宜しく・・・」と質問をされた時、日本の首相は何の事か解らず答えられなかった。とか?そしてワールドカップの話になると、日本の首相は話に入れない。らしく認知度の低さ、勉強不足、サッカーの事を知らな過ぎる。

1998年フランス・ワールドカップの日本戦に日本の政治家はフランス迄行きましたか?
自分の記憶が正しければ、誰一人応援に行って無かったと思いますが。どうでしょうか?
2002年ワールドカップの時に総理大臣は観に行きましたか?テレビを観ていても報道が無かったように思うのですが、間違いですか?あの1ヵ月の間に日本人がどれだけ感心を持ったのでしょうか? 自分は電車通勤していましたが、この1カ月の間、車内でワールドカップの話を一度も聞きませんでした。悲しい限りです。

そこで2006年ドイツ・ワールドカップ迄の1年間、日本人のサッカーに感心が集まるか? そして政治家の行動、ドイツ(現地)迄足を運ぶだろうか?疑問である。 また野球が主流でも有る日本人に解るだろうか、サッカーが何故地球で一番のスポーツである事を・・・。

そして、以下のような事が現実になって来た事を、
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毎日新聞:オピニオン ワイド 12版 6ページ

【記者の目:2005年7月13日(水曜日)】
シンガポールで9日まで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会では、IOCが目指す五輪の方向性が顕著に出た。特に12年にロンドン五輪で野球、ソフトボールの除外を決めた実施協議見直しの議論に、それは色濃く表れた。一方で、IOCがスポーツの価値まで支配する動きには、抵抗を感じざるを得なかった。
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だが、その基準はビジネスライクだ。注目を集め収益に繋がり易い、つまり「金になる競技」ほど価値が高いと言う判断だ。今回の議論の基礎資料となった各競技の評価報告書も、チケット販売やテレビ放映時間、放映権料収入など、マーケティングに関連する項目が特に詳細だった。
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今回、除外理由として、野球は「トップ選手(米大リーガー)が出場しない」、ソフトボールは「世界的な普及度が足りない」と指摘された。
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野球やソフトボールは試合が長く、終了時間も読めない。雨が降れば中止。テレビ中継に、これほど不向きな競技は無いと言われる。しかも、普及地域外の人にとってはルールが複雑だ。
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今後、野球が米大リーグ機構が計画する国別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を軸に独自の方向性を探る動きがあるが、ソフトボールは厳しい。
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この事は必然だと自分は思う、何故もっと早くから気が付かなかったのだろう!? 自分はもう10年以上前からこのような事が来る、と思っていたし知人にも話をしていた。 サッカーと言うスポーツの偉大さを知って頂きたい。それにはサッカーを知らない人に如何に解って貰えるか。それがこれからの問題になると思っている。自分はこれ迄にサッカーに関する色々な情報を入手して来ている。地球上で一番知られているスポーツ(サッカー)は留まる事が無い。サッカーは芸術だ!!
今は増々サッカーが好きになって来ています。



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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_ギリシャ [ダイジェスト特別版]

20 :グループC
ギリシャ  総合評価:B+(賞賛できる=未来への収穫_大) 最終結果 → ベスト16(2勝1分け1敗/3得点・5失点)
評者:アレッサンドロ・メルキオリ(ジャーナリスト)

【史上初のベスト16に導くも 監督の采配には疑問が残る】

 ギリシャ史上初の16強入りを果たし、文字通り歴史を塗り替えた。しかし、国民の多くがコスタリカの敗戦から立ち直れていない。「もっと勝ち進めた」という思いが拭えないのだ。
 コスタリカに敗れたのは、PKを失敗したゲカスのせいではない。敗因は相手が退場者を出した66分以降の戦いぶりにある。数的優位に立ったものの、再三の好機を決め切れず、後半ロスタイムに追い付くのがやっと。運動量に定評があり、高温多湿の気候に慣れているコスタリカは、時間が経ってもパフォーマンスの質が落ちなかった。やはり、延長戦に入る前に決着をつけるべきだったのだ。
 コスタリカの守護神ナバスは素晴らしいGKだった。なんでも時速160㌔のテニスボールでセービングの練習をしていたという。一方のギリシャは、正GKカルネジスが気迫に欠けるプレーに終始。今後は彼に代わる守護神を発掘すべきだ。
 ベスト16に導いた功労者とはいえ、ベテランを重宝し続けたF・サントス監督の采配には疑問が残った。とりわけ酷かったのが、カツラニスだ。トレーニング中にマニアティスらと喧嘩沙汰を起こし、日本戦では退場処分を受けてチームを窮地に追い込んだ。この35歳のMFを欠いたコートジボワール戦で、チームが好パフォーマンスを見せたのは何とも皮肉だった。最年長のカラグーニスだけは、汗の最後の一滴まで振り絞るような気迫のこもったプレーを見せていたが・・・。
 ギリシャにはタクシディスやフェトファッツィディスといった才能豊かな若手がいる。彼らのクオリティーを見誤ってはいけない。大会後に就任が決まったラニエリ新監督の下で、奮起してもらいたいものだ。




《ワールドサッカーダイジェスト:2014.8.7号_No.416_記事》
{{月2回刊:第1・第3木曜日発売_全国書店・コンビニ}}




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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_アルジェリア [ダイジェスト特別版]

19 :グループH
アルジェリア  総合評価:A+(絶賛できる=未来への収穫_大) 最終結果 → ベスト16(1勝1分け2敗/7得点・7失点)
評者:エルベ・プノ(ジャーナリスト)

【決め手となった大胆な決断 選手達も期待に応えた】

 史上初のベスト16入り。これほどの成功を収めるとは思いもしなかった。大会前までは、グループリーグであっさり敗退した13年アフリカ選手権当時から進歩の跡が見られなかったからだ。特にディフェンスの機能性が低く、グループリーグ突破への希望はとても抱けなかった。
 こうした状況を大きく変えたのがハリルホジッチ監督の大胆な決断だ。韓国戦とドイツ戦はいずれも前の試合からスタメンを約半数入れ替え、ポジティブな結果を引き出した。確かにドイツ戦は最終的に敗れた。それでも強大な相手を90分に渡り無失点で抑え、延長に持ち込んだのは称賛に値する。中盤の底に起用したのは、今大会で初の組み合せとなったモステファとラセンのふたり。この中盤が機能してドイツを大いに苦しめた。
 絶対的なチームリーダーであるブゲラを外し、3戦目のロシア戦からベルカレムをCBに据えた英断もズバリ的中した。素晴らしかったのが、その相棒で、ブゲラに代わりキャプテンマークを巻いたハリシェだ。鬼気迫る守りで敵の攻撃を水際で防ぎ、守備リーダーとしての役割を完璧に果たしてみせた。このハリシェと、再三のファインセーブでゴールを死守したGKエムボリの、予想を遥かに上回る活躍が守備の不安をかかき消した。二人とも開幕前にはバックアッパーと見られていた選手。それだけに、本大会でのパフォーマンスには本当に驚かされた。
 攻撃陣ではフェグーリのプレーが目を引いた。ドリブル突破で敵DF陣を混乱させ、文字通り崩しの切り札となった。そしてCFスリマニ。マーカーを置き去りにするスプリント力に、パワー、打点の高いヘッドで脅威となり続けた。彼もまた、紛れもない躍進の立役者だ。




《ワールドサッカーダイジェスト:2014.8.7号_No.416_記事》
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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_ナイジェリア [ダイジェスト特別版]

18 :グループF
ナイジェリア  総合評価:C+(可もなく不可もなし=未来への収穫_大) 最終結果 → ベスト16(1勝1分け2敗/3得点・5失点)
評者:フィニディ・ジョージ(元ナイジェリア代表/現投資家)

【いかに個が優れていようと チーム力に昇華しなければ】

 98年フランス大会以来のグループリーグ突破。この結果には一定の評価を与えていい。しかし、その勢いに乗って決勝トーナメントで大暴れしてくれると期待したが、敢え無くフランスの軍門に降ってしまった。最大の敗因は、経験の乏しさ、これに尽きる。先制された後、全く反撃できずに試合終了のホイッスルを迎えたフランス戦の戦いが物語るように、困難な状況下でチームを引っぱれる百戦錬磨のリーダーの不在が響いた。
 そうした事情はチームのプレースタイルにも影響を及ぼし、最後まで確固たる戦術を確立できなかった。個の力に依存せざるを得なかったのは、それゆえダ。その功と罪の両面が出た試合がアルゼンチン戦だ。2得点を挙げたムサを筆頭に、自慢の攻撃陣が機能し善戦したが、最終的にはCKから不用意な形で決勝点を奪われた。先に述べたフランス戦の敗因も、突き詰めれば経験不足からくる詰めの甘さにある。これを克服しない限り強豪相手に勝利するのは困難だ。もちろん、責任の一端はケシ監督にもある。期待された結果を残せなかったわけだから、ブラジル大会を最後に勇退するのが妥当な選択だろう(敗退後に本人が辞意を表明)。
 収穫は、オナジやムサら有望な若手が台頭した点だ。ただ、どんなに個が優れていても、それをチーム力に昇華できなければ、4年後も同じ結果に終わるのは目に見えている。そうならないためにも、長きに渡る暗中模索の末にパスサッカーを確立し、黄金時代を築いたスペインを手本に、ナイジェリア独自のプレースタイルを見出す必要がある。当然、監督人事もそうした観点から行なわれるべきで、連盟関係者にはこれまでの失敗を教訓に、慎重な人選を望みたい。




《ワールドサッカーダイジェスト:2014.8.7号_No.416_記事》
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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_クロアチア [ダイジェスト特別版]

17 :グループA
クロアチア  総合評価:D+(がっかり=未来への収穫_大) 最終結果 → グループリーグ敗退(1勝0分け2敗/2得点・6失点)
評者:ズボニミール・ボバン(元クロアチア代表/現TV解説者)

【技巧派2人を守備的MFに コバチは経験不足を露呈・・・】

 クロアチア国民は今大会をとても楽しみにしていた。しかし、内容も結果も、期待を下回ったと言わざるを得ない。ヴァトレニ(炎の意。クロアチア代表の愛称)はベスト16に進出できる戦力を持っていながら、グループリーグで敗れたのだ。“惨事”と言う表現が相応しい。
 最大の敗因は、指揮官ニコ・コバチの経験不足にあると私は思う。彼は現役時代にヴァトレニの主将として多くの国際経験を積んだが、監督としてはU-21代表とA代表を計1年半率いたに過ぎないいわば駆け出し。やはり荷が重かった。
 とりわけ首を捻らざるを得なかったのが、モドリッチとラキティッチの起用法。前者は司令塔、後者は攻撃的MFが本職にもかかわらず、最初の2試合は最終ラインの手前でまるで守備的MFのような仕事をしていた。コバチにもいろいろと言い分はアルだろう。しかし、2人は守備に追われた結果、持ち前の展開力を発揮できず、ビルドアップは停滞を余儀なくされた。メキシコ戦ではモドリッチとラキティッチに加え、プラニッチを入れた3人で中盤センターを構成したが、同じく組み立ての局面は機能しなかった。
 ただ、コバチの解任には反対だ。これから経験を重ねていけば、彼は素晴らしい監督になると思う。少なくとも2年後のEUROまでは現体制で戦うべきだ。
 最大の収穫は、マンジュキッチ、ラキティッチ、チョルルカ、ペリシッチ、コバチッチ、ロブレンなど今後も主力として期待できる若手・中堅が、今大会を経験できたこと。ワールドカップの空気を一度でも吸っているのとイナイのでは、今後のメジャートーナメントで大きな違いとなるはずだ。2ゴールを挙げたペリシッチの覚醒も、大きな成果と言える。




《ワールドサッカーダイジェスト:2014.8.7号_No.416_記事》
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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_エクアドル [ダイジェスト特別版]

16 :グループE
エクアドル  総合評価:D+(がっかり=未来への収穫_大) 最終結果 → グループリーグ敗退(1勝1分け1敗/3得点・3失点)
評者:マルタ・コルドバ(ジャーナリスト)

【主軸の3人が揃ってブレーキ プレー内容はお粗末そのもの】

 スイス、ホンジュラス、フランスを相手に見せたプレーは、ハッキリ言ってお粗末ソノモノだった。ゲームの主役を演じ、敵を圧倒した南米予選の時とは、比較にならないほど酷い内容で、とりわけ主軸として期待されたA・バレンシア、モンテーロ、F・カイセドの3人の不調は、チーム全体のパフォーマンス低下に小さくない影響を及ぼした。
 終了間際にゴールを奪われ、逆転負けを喫した初戦のスイス戦では、守備陣が経験不足を露呈した。怪我で登録メンバーから外れたベテランの守備的MF、カスティージョがいれば、引き分けで終えられたかも知れないゲームだった。初戦で勝ち点1を手にしていれば、そこ後の展開は大きく変わっていただろう。
 内容は伴わないながらも、続くホンジュラス戦に勝利できたのは、地力がついてきている証拠。しかし、勝利が絶対条件と言われていた第3戦のフランス戦で、ルエダ監督が守備的な戦術を選択したのはマルで理解できなかった。
 今のエクアドルは、もはやヨーロッパ勢に尻込みするような弱小国ではない。堂々とした態度で持ち前のスピードを活かした攻撃を仕掛けていれば、2試合で3得点を挙げていたE・バレンシアの閃きから、あるいはゴールを奪うことも可能だったはずなのだ。
 そのE・バレンシアは文句なしでエクアドルのベストプレーヤーだった。19歳とは思えない冷静沈着なプレーを披露したボランチのグルエソも、今後の成長が楽しみな選手だ。そのグルエソのように、エクアドルでは若い才能が育つ土壌が整備されつつある。ワールドカップの常連国として今後も挑戦し続ける自信と実力は、十分にある。




《ワールドサッカーダイジェスト:2014.8.7号_No.416_記事》
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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_ボスニア・ヘルツェゴビナ [ダイジェスト特別版]

15 :グループF
ボスニア・ヘルツェゴビナ  総合評価:B+(賞賛できる=未来への収穫_大) 最終結果 → グループリーグ敗退(1勝0分け2敗/4得点・4失点)
評者:ドゥシャン・バイェビッチ(元ユーゴスラビア代表)

【経験不足が早期敗退の原因 誤審にしてやられた感も・・】

 ボスニア・ヘルツェゴビナはワールドカップ出場を決めた時点で、優勝したかのように舞い上がっていた。なにしろ建国以来初の快挙だ。国民にとって本当に喜ばしい出来事だった。グループリーグ敗退という結果は、多少残念である。優勝候補のアルゼンチンと同居したとはいえ、少なくとも2位には食い込めると踏んでいたからだ。もっとも、ワールドカップ出場という大きな喜びの前では、この失望も微々たるものである。
 早期敗退を喫した原因は、やはり経験不足にある。私の友人でもあるスシッチ監督はやるべきことを全てやったと思うが、経験不足だけは手の施しようがない。これを改善するには、地道に場数を踏んでいくしかないのだ。
 ミスジャッジにしてやられた感もある。私はこれまで一度も審判に不満を言ったことがない。だから今回も抗議したくはないが、ナイジェリア戦でゼコのゴールをオフサイドと判定したのは、今大会最大の誤審だったと思う。この得点が認められていれば、運命が大きく変わっていたカモ知れない。ナイジェリア戦でのチームは何かを恐れ、ブレーキを掛けながらプレーしていた印象だ。敵を侮らないのは大事だが、それが恐れに変わってはいけない。ゼコのゴールが取り消された後、チームは急速にトーンダウンしてしまった。
 いずれにせよ、今大会の経験は今後の大きな糧となるだろう。南米のスピーディーでテクニカルなサッカーに肌で触れたのもいい勉強となった。後は自分達のサッカーに自信を持ち、国際舞台でプレーしたいという強い気持ちを保ち続けることが重要だ。目前にはEURO2016の予選が迫っている。




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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_スイス [ダイジェスト特別版]

14 :グループE
スイス  総合評価:B+(賞賛できる=未来への収穫_大) 最終結果 → ベスト16(2勝0分け2敗/7得点・7失点)
評者:チリアコ・スフォルツァ(元スイス代表/現ヴォーレン監督)

【DFリーダーが不在の中で 堅守を維持したのは収穫だ】

 我らが代表が大会前に期待されていたのは、最低でもベスト16進出。その結果は残せたし、8強を懸けたアルゼンチン戦も良くやっていた。世界トップレベルの相手に臆することなく戦えたのは、大きな収穫になったと思う。最後の最後に力尽きたのを、選手達は悔やんでいるだろう。勝利が見えた試合だった。
 感動したのは初戦のアディショナルタイム、セフェロビッチが決勝点を叩き込んだ時だ。劇的な勝利で期待を大きく膨らませながら、無様な大敗を喫した2戦目のフランス戦は間違いなくワーストゲームになった。ただ、そのフランス戦でDFリーダーのフォン・ベルゲンが故障離脱しても、ホンジュラス戦とアルゼンチン戦で堅守を復活させた点は評価したい。特にベナーリオの活躍が大きかった。大きな賞賛を集めているシャキリより、個人的には彼を買っているのだ。
 残念だったのは、ヒッツフェルト監督の守備的なアプローチだ。その方針はハナから分かっていた。ただ、バルネッタを一度も使わなかったのには驚いたよ。アルゼンチン戦で0-0の均衡が保たれている時に切ったのは、フェルナンデスという守備的なカードだったしね。ヒッツフェルトがどんな状況でも守備的に試合を運ぼうとすることを再確認したよ。
 幸い、スイスは国内の優れたユースシステムが機能しているから、未来には希望が持てる。ユースの国際大会で好結果を残した若手がゴロゴロいるし、A代表にもロドリゲスとか面白い新鋭がいる。ヒッツフェルトの後を継ぐヴラジミール・ペトコビッチ新監督の下で、攻撃的で質の高いチームになるだろう。EURO2016の予選には、しっかりとした準備をして臨んでほしいね。




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ブラジル・ワールドカップ_出場32か国の「通信簿」_ウルグアイ [ダイジェスト特別版]

13 :グループD
ウルグアイ  総合評価:B+(賞賛できる=未来への収穫_大) 最終結果 → ベスト16(2勝0分け2敗/4得点・6失点)
評者:ルベン・ソサ(元ウルグアイ代表)

【良くも悪くもスアレスが チームの鍵を握っていた】

 素晴らしい2試合と、期待外れの2試合———。今大会のウルグアイは非常に極端な面を覗かせ、早過ぎる敗退を喫した。
 素晴らしかったのが、勝利を収めたイングランド戦とイタリア戦だ。初戦でコスタリカにまさかの土を付けられながら、チームは窮地でメンタルの強さを発揮し、強敵相手に2試合を見事にモノにした。土壇場で伝統国のプライドを見せたのだ。特にイングランド戦の勝利は、非常にメモリアルだった。実に44年もの間、ワールドカップで欧州勢に勝てなかった悪しき歴史に、終止符を打ったのだから。
 とはいえ、連勝で勢いに乗っていただけに、コロンビア戦にはガッカリした。主導権を握ろうという積極性に欠けたうえ、2失点目のマークミスは守備力の高いウルグアイらしからぬ失態。タバレス監督の指示や采配も効果的とは言えず、個人的にはコスタリカ戦よりも失望した。
 鍵を握ったのは、良くも悪くもスアレスだ。大会直前に膝の手術を受けたエースは、初戦をベンチで過ごし、復帰したイングランド戦で2ゴールを挙げたかと思えば、イタリア戦ではあの“噛み付き事件”。試合後には出場停止処分を受けた。それでも私はスアレスがウルグアイの今大会MVPだと思っている。
 ワーストプレーヤーはフォルランだろう。大会MVPに輝いた前回大会の打開力は鳴りを潜め、ほぼ何も出来なかった。
 タバレス監督は在任8年で素晴らしい成果を残しており、留任がベスト。現代表は国民に非常に愛されている。明らかな愚行を犯したスアレスを擁護し、英雄扱いしたほどだ。国全体が代表チームに全面的な信頼を寄せ、タバレス監督が統括しているユース代表も好結果を残しているだけに、この流れを継続するべきだ。




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あべ飲み藥

アベ農家:荒れた農地を耕さずに種を蒔いたが、芽が出ず、実もならず。



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