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350-1)肉親の逮捕に動揺したルーニー（ENGLAND）

[父親の逮捕に動揺したか、ルーニーはモンテネグロ戦で相手を故意に蹴り付けて一発退場。ＵＥＦＡは公式戦３試合の出場停止処分を下し、このままならＥＵＲＯ本大会のグループステージに出場できない。ＦＡは処分の見直しを訴え出ると見られるが．．．。]
　ウェイン・ルーニーの父親が逮捕!!　衝撃のニュースが飛び込んで来たのは１０月６日。サッカーの違法賭博容疑で身柄を拘束された９人の逮捕者の中に、ルーニーの父親ウェイン・ルーニー・シニア（４８歳）と、伯父のリッチー・ルーニー（５４歳）が含まれていた事実が明らかになったのだ。
　捜査の対象となったのはスコットランド・プレミアリーグの試合で、昨年１２月１４日のマザーウェル対ハーツ戦。８３分にマザーウェルのＭＦ、スティーブ・ジェニングス（２６歳）が退場しているが、逮捕された９人は「レッドカードが１枚出る」という項目に不自然な賭けをしていたという。ＰＫのジャッジについて主審に執拗に抗議してレッドカードを受けたジェニングスの行為は故意であり、違法賭博を成立させるモノだったと、捜査当局は見ている。
　ルーニーの父親は、伯父とその他の容疑者とともに逮捕された当日に保釈され、担当弁護士は「ルーニー氏は容疑をきっぱりと否認している」と話しているが、当局は捜査を更に続ける予定だ。
　この一件が皮肉な展開を見せるのは、翌７日の事。イングランド代表としてＥＵＲＯ予選最終戦のモンテネグロ戦に出場したルーニーが、相手を後ろから蹴りつけるラフプレーで一発レッド。シャレにならない失態を演じている。


《ワールドサッカーダイジェスト：2011.11.3号_No.350_記事》
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